まったりコーヒーブログ

早稲田大学国際教養学部卒業後、デンマークの会社に就職!

日本の英語教育のメリット・デメリット?早期英語教育は本当に必要なの?

 こんにちは!

ただいまドイツ留学中のチェスです。

ドイツに留学しているから、ドイツ語で授業を取ってるの?と思われがちですが、私のとっている授業はすべて英語で行われています。

(ドイツ語は勉強中です笑)

ドイツに来てからというものいろいろな国の人に日本人の英語力についての質問を受けます。 

残念ながら日本人の英語力はその他の先進国と比べるとあまり高くないのが現状です。

そこで今回は、低い英語力の原因の日本の英語教育についてと英語力を上げるために早期英語教育は本当に必要なのかについて日本生まれ日本育ち、小中高すべて公立校のバリバリ日本人がいろいろと書いていこうと思います。

 

バックグラウンド・英語力

今現在の英語力

これからいろいろと英語について偉そうに書いていくので、その前に私がどれくらいの英語力があるか説明したいと思います。

 

リスニング・リーディングは大学の授業にもついていけるレベルなのでそこそこなのではないかなと感じています。

スピーキングとライティングは分野にもよるのですが、時々大学で授業を受けるには足りないかもと感じるときはあります。

 

聞いたり読んだりして理解できる語彙はあるけど、自分が実際に使える語彙はまだまだ日本語と比べると少ないというのがざっくりとした私の英語力です。

 

日本語を10とすると

リーディング 7~8

リスニング  7~9(周りの環境による)

ライティング 6

スピーキング 5~7

 

 

なぜ英語が話せるようになったの?

 勉強したからです。これにつきます。

帰国子女でもないし、留学経験もないので英語は独学です、どうやって勉強したのかについては今度書きたいと思います。

 

英語を勉強しようと思ったきっかけは、中学時代にあります。

中学2年生の時にたまたまアメリカから数人の生徒が私の母校にきて交流するというイベントがありました。

もちろんやってきたアメリカ人の生徒はこれっぽっちも日本語が話せないので、私たちが拙い英語を話すしか交流する方法はありませんでした。

 

驚くべきことに、英語がそこそこ通じたんですよね。(マジでびっくり)

まあ大した話もしてないんですけど、アメリカ人と英語で話ができた”っていう楽しさとかワクワク感とかが”もっといろいろ話してみたい”という気持ちに変わって、高校入学と同時に英語の勉強を始めました。

 

 

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日本の英語教育のメリット

 日本の英語教育は全然ダメだ!という意見を見かけますが、10代になって英語を習得した私としては改善の余地はあるものの全然ダメというのは言い過ぎだと思います。

 まずは日本の英語教育のメリットを見てみましょう。 

きちんとした文法が学べる

言語を学ぶ上で文法は基本中の基本です、その言葉の文法を知らなければその言葉は話せません 。

もちろん観光などの場合では単語だけ(出川イングリッシュ)でどうにかなることも多いですが、本気で外国語でコミュニケーションを取ろう考えているのならば文法は無視できない要素になります。

 

その点において日本の英語教育は理にかなっていると思います。

中学生の間は英語を理解するうえで必要不可欠でとても基本的な文法から始まり、高校に入ってからはもう少し発展した文法を学んで(一応)高校を卒業するころにはほとんどの場合、英字新聞を読めるくらいの文法をカバーしています。

*英字新聞が読めるとは言っていません!笑

 

さらに高校受験や大学受験・定期テストで一度学んだ文法をおさらいする機会まであります。

文法は英語を話すためのルールです、ルールに従わなければ会話が成り立ちません。

スポーツをしていてもルールに従わなければ参加する資格はありませんよね?

それと一緒です。もちろん細かいところまで気にしすぎる必要はないのですが、大まかなルールは必ず押さえておく必要があります。

例えば He walksとするべきところを He walk として意味は伝わるのでオッケーですが、現在完了形と受動態をまぜこぜにしてしまったら意味が通じなくなってしまいます。

(*現在完了も受動態も動詞の形が過去分詞なので区別がついていない学生が時々います!)

 

 

もちろん小さいころからバイリンガルになるように育てていれば自然と文法は身につきますが、中学校から英語学習を始めた人たちにとっては文法の訓練は避けて通れないので、文法をきちんと学習できるという点は日本の英語教育の大きなメリットだと思います。

 

日本の英語教育のデメリット

英語をアウトプットする機会がない

 私が今まで日本の学校で英語の授業を受けてきて一番足りないと感じたことは、アウトプットをする機会です。

せっかくたくさんの文法や表現方法を学んだのに、それを実際に使ってみてどの場面でどの表現を使えばいいのかというのを経験する場面があまりにも少ないです。

 

個人的には、言語の学習はインプットから始まりアウトプットを通してより正確で洗練された表現を学べると思っています。 

 英語は学校の授業やテストだけではなくいろいろな人とつながるコミュニケーションツールなのでアウトプットを通じてどのように自分を表現していくかを身に付けなければ何年間も学習してきた意味がありません。

早期英語教育は必要なのか?

 もし日本政府が日本人全員にそれなりのい英語力をつけてほしいのであれば、早期英語教育は一番良い選択肢だと思います。なぜならやはり小さいころから外国語を勉強しているとキレイな発音が身についたり、より自然なネイティブらしい感覚で話せるようになる可能性が高いからです。

”それなりの英語力”とは英検2・3級くらいの表現がすんなり出てきて、自分で言いたい事が大雑把に伝えられる・相手の言いたいことの大筋がわかるくらいの能力とします。

 

しかし、そうではない限り早期英語教育を進めるべきではないと思います。

世の中の英語話者には英語が母国語ではない人がたくさんいます、第一言語(教授言語)として英語を使っている国の人でさえも訛りのひどい人やちょっと不思議な文法で英語を話す人がたくさんいます。

つまり、アメリカ人やイギリス人などが話しているような英語は話せなくてもいいのです(もちろん話せたほうがかっこいいですが)、そう考えると英語教育は今まで通りの中学生からで十分だと思います。13歳はまだまだ十分頭が柔らかいですし(笑)

 ただ英語の授業のやり方は変えるべきです。

例えば高校からは少人数の英会話やディスカッションのクラスを作ってテストではディスカッションやプレゼンをする、また通常の英語の授業では教科書で扱った内容についてのレポートを提出させたり・テストととしてレポートを書かせたりと習った表現を実際に使ってみる機会を作るような改革が必要だと思います。

 

また母国語・第一言語でどれだけ語彙があるかは外国語学習に大きくかかわってくるので、日本語をないがしろにするのは良いアイデアではないと思います。

 

まとめ

留学に来て感じるのは英語ができたほうが確実に世界は広がるし便利ということです。

私はドイツに留学に来ていますがドイツ人学生・その他留学生のほとんどが英語を話せます。

(*いままで2人英語を話せない留学生に出会いましたが2人ともなぜかロシア人でした。)

 

人とつながるツールとしてやっぱり英語は大事だなと感じます。

幼少期から英語が話せるようにと英会話などに通わせる人は多いようですが、やっぱり一番大事なのは本人のモチベーションと勉強し始める動機なのではないかなと思います。

 

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